大学生の公務員試験
無理なく準備をはじめましょう
大学生の公務員試験
無理なく準備をはじめましょう
1 大学生の多くは推薦入学・AO入学
国公立大学出身者が公務員合格者に多いのは、センター試験の経験や学校が公務員試験に力を入れている影響もあると思います。
先ほどお話したように大学生の公務員試験には専門性が問われる「専門試験」が課されるものがあります。
しかし自己分析は、自分のいいところや自分の趣味といった、
自分自身のことを整理することが中心に置かれているために、
ワークブックなどに、
言うべきことをまとめる程度で終了するのが一般的です。
4 ネックは中学の勉強?
2 公務員試験もいろいろあります。
公務員試験にも色々な職種があるのはお話しましたが、その試験レベルも、負担の軽いものから、国家公務員総合職のような難しい試験まであります。
難易度を大きく決める要素が、専門科目が課されるか、どうかです。
代表的な試験で難易度を表すと次のようになります。
易しい
難しい
警察官試験
消防官試験
入国警備官・皇宮護衛官
市町村試験(専門科目なし)
市町村試験(専門科目あり)
国家一般(大卒)
都道府県試験
国税専門官等の国家公務員試験
国立大学法人
国家(総合)
緑が『専門科目』なし
赤が『専門科目』あり
刑務官試験
3 準備の進め方
具体的には教養科目の知能分野から、始めていくのがいいと思います。知能分野がある程度、出来るようになったら、社会・理科などの知識科目と専門科目を少しずつ始めるのが無理がなく、スムーズに進められると思います。
一般知能分野(課題処理・数的推理など)
一般知識分野(社会・理科などを中心)
警察官や消防官を希望している人は
ここまでの範囲で終了
専門科目を2科目程度に絞り、少しずつ始めます。
最初に始めた科目が、半分くらい済んだら、追加で1科目増やします。
専門科目の主要なものが1回転終了したら、復習をしながら、新規の科目を勉強します。
専門科目を勉強する人は・・
確かに優秀な学生はいますが、多くの大学生は推薦やAOで入学していますから勉強の科目に偏りがあるのは普通です。
勉強不足の人も、準備を早めに行えば十分に戦うことができます。
すこし気が楽になったかもしれませんが、公務員試験では中学の数学ができないと、ちょっと苦労します。
実は数学(数字)嫌いな人には、ここが最大のネックになります。
実は公務員試験の教養は、中学までの学習が完璧であれば、十分対応できます。
しかし中学校での学習を完璧にこなしている人は、ほんの数%です。
なぜなら、その人達はあなたの地元の進学校などに進学する、ごく一部の人だからです。
つまり、
多かれ少なかれ、公務員試験の勉強は中学校レベル勉強を完璧にするところから始めるということを知って下さい。
なぜかというと、勉強を進めて行くなかで専門科目が難しくて挫折したとしても、教養試験の勉強が進んでいれば、専門試験のない公務員試験への志望変更や民間就職のSPI対策にも流用できるからで、努力をムダにすることもなく効果的だからです。
オススメの学習ステップは次の通りです。
5 学習対策のまとめ
ここまでの話しのポイントは次の通りです。
●優秀な人は一部だけ。みんな大学生になって準備を始めた。
●今まであまり勉強してこなかったら、早めに始めれば問題ない。
●公務員試験にも手が届きやすいものもある。
●勉強の順番は、教養科目 ⇒ 専門科目
●自分の目標に応じて、専門科目をやらなくてもいい。
●中学校レベルの勉強を完璧にできれば、勝機が見える。
●数学(数字)が苦手な人は苦労する。
問題は、この反復練習にあります。
公務員試験の問題集を手に取って、問題をスラスラできれば問題はありませんが、それが出来なかったときは、
中学生レベルの問題を反復練習しなければなりません。
それは、反復練習です。
あなたに伺いますが、
勉強でもスポーツでも、
成績を上げたり、上達するために
もっとも効果的な勉強法や練習方法は何だと思いますか?
公務員試験は、就職試験です。
その就職試験で一番大切なことが、
自分を信じることです。
自分を信じることができなければ、何をやるにしても全力で取り組むことができずに、うまくいかない可能性が極めて高くなります。
公務員試験の勉強方法にも、正しい方法があります。
あなたが、もし学習面での不安を持っているようでしたら、
正しい対策方法を手に入れて下さい。
もう1つ、反復練習をするうえで忘れてはならないことがあります。
それは、正しい方法・正しいコトを反復することです。
間違った方法を繰り返し練習すればするほど、間違った習慣やクセが染み付いてしまいます。
よく、やる気があって、努力もしているのに成果が出ない人がいますが、そのうちの9割以上は、努力の仕方に問題があります。
努力の仕方がちょっとズレているために、成果が出なければ、
「やってもムダだ」
「もともと、バカだから」
と、自分を勝手に判断してしまうこともあるでしょう。
実は、面接対策で重要なのは、
1の「自己分析のステージ」です。
自己分析とは、建物の土台と同じで、あなたが話しをするための基礎になるところですから、しっかりしたものでなければなりません。
6 面接試験に向けて
公務員試験で一番頭を悩ませるのが、この面接試験のことです。
ふつう、面接の対策として、
1 自己分析のステージ
2 実際の面接練習のステージ
の2つがあります。
話すことに自信のある人は、2の「面接練習のステージ」だけを
こなせば大丈夫だと過信する人がいますが、
自分の思い通りに話している時に限って、相手には、その真意が伝わっていないことも多いですから、油断をしてはいけません。
ものすごく単純なことですが、漢字の書き取りも、バットの素振りも正しいフォームで何度も繰り返すことで成果がでます。
あなたが自分に自信が無く、
面接試験が必要以上に不安であるようなら、
しっかりと自己分析を行って不安になっていることを解消することをおすすめします。
地面をしっかりと固めるように、面接対策をして下さい。
でないと折角の努力も、建物が傾くような結果になってしまいます。
さて、ここまでお話を進めてきましたが、
要約すると・・・・
1大卒区分の試験は、警察官や消防官などの試験を除いて、
専門性が問われる。
2公務員試験は優秀な人ばかりが受験するわけではない。
3年齢制限の壁がある。
4就職試験なので、面接対策を含めた早めの準備が有効。
5ライバルは推薦入学やAO入学者が多いので、
実力差はあまり考えなくていい。
6中学卒業レベルの勉強を完璧にするには、反復練習も必要。
7面接対策では、しっかりとした自己分析が必要。
以上のようなお話しをさせていただきましたが、
あなたが公務員試験を目指すにあたって、
どのような課題が見つかりましたか。
勉強は何とかなりそうだが、仕事観や将来のことがぼんやりしていて、自分を見つめ直す必要がある。
やりたい仕事は決まっているけど、中学からあまり勉強していなくて勉強のやり方を改善する必要がある。
公務員の職種や自分の適性を知る必要がある・・・
たとえば、こんな課題が見つかったのなら、
その課題に応じてあなた独自の対策を始めることをオススメします。
ウチでも手軽に始められるものを用意していますが、年間延べ1000件を超えるレッスンやお問い合わせなどを参考に、プログラムを作成しても、必ずしもあなたにマッチするとは限りません。
それだけ自分に必要なものを探すのは難しく、逆にそれを手に入れることができたのなら、あなたの目的は案外、簡単に達成できるかもしれません。
参考までに、
今までに多くの方の声から作られた6つのテーマのうち、あなたの課題に最も近いものを選んで、読み進めて頂ければと思います。
自己分析や面接の対策を
本格的に始めたい人へ
公務員の勉強をはじめたい人へ
就職塾 こうなろう
代表 木薗 邦彦
神奈川県横浜市出身。
20年以上にわたり大手専門学校で公務員試験・経理・情報処理系の学業指導・就職指導を担当。2012年11月、インターネットを使った個人指導塾、就職塾こうなろうを設立。時間に制約のある社会人・大学生・高校生の公務員就職の指導や民間就職を含めた面接指導を日本全国のクライアントとインターネットを通じて行っています。現在は就活指導の他、ビジネスマン・経営者・スポーツ選手への自己開発トレーニングも手がけている。
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もし、どれにも当てはまらないとしたら・・
つまり、志望動機や自己PRといった、よく質問される内容を予想して、
あらかじめ言うべきことを用意して面接に臨む人が多いのです。
では、ワークブックに書くように、
自分の言いたいことをきちんと整理すれば、
土台をしっかり作れば、
面接試験をクリアすることができるのでしょうか?
答えは、Noです。
むしろ、ワークブックなどで自己分析ができたかどうかは、
面接の合否にはほとんど影響しないのです・・・
つまり、こういうことです・・・
あなたには、
土台である自己分析が大事だという、お話をしました。
それを建物の土台を例にお話をしましたが、
もっと基本的なことが影響しているということです。
それは建物の土台の下にある、
土地そのものが、大きく影響しているのです。
それだけ自己分析は、自分のおいたちや体験やコンプレックスなどを分析しながら行うのがベストです。
この6つの項目のどれにも当てはまらない人は、
おそらく、アウトプットが足りないと思われます。
ここでいうアウトプットとは、
自分の問題を書き出したり、声に出して話しをしたりすることです。
アウトプットが足りないのは、
インプットされているものが多すぎて選択に迷い、そこから抜け出せないのが原因です。
インプット(知識や情報)されたものは、外に出さなければ何の意味も持ちませんし、その先の進展もありません。
たとえば、みんなの前でコントをするとしたら、
話すネタを暗記するでしょう。
そのネタがお客さんにウケるかどうかは、あなたが声に出してアウトプットしない限り、永遠に分かりません。
勉強しても、テストを受けて点数をつけてもらわなければ、自分の努力を把握することはできません。
それと同じです。
どうしよう・・と悩んでいるなら、まずはあなたの中にある情報を整理することからはじめることをオススメします。
下にフォームを用意しましたので、
あなたの状況を書き出して、自分のことを整理してみましょう。
大学を辞めることを考えている
何をしていいのかわからない
むかしはよかったのに・・・
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